2021年2月23日
e-taxで確定申告! (マイナンバーカード方式)※保存版ブログ
藤島です。2020年に新築しましたので、今回は私も確定申告をする必要があります。
自営業の時は手書きでしたが、今回はマイナンバーカードを使って電子申告(イータックス)をしてみました。
※長文になります。今年、確定申告不要でしたら別のブログへどうぞ。
今回行った、電子申告の流れを簡単にご紹介します。税制は毎年のように改正されるものですが、確定申告の方法は基本的に変わりません。来年以降も必要に応じてご参照ください。
(尚、下記の内容は個人・顧客に対して具体的にアドバイスしたものではありません。所属する『日本ファイナンシャル・プランナーズ協会』の規定に基づいて記載しております)。
さて本題、今回私が申告した内容はおおよそ以下の通り。
・会社の年末調整で貰った源泉徴収票に基づいた各種控除<社会保険料控除、生命保険料控除、配偶者(特別)控除>
・住宅ローン控除(土地の取得はなし)
※ノートパソコンとカードリーダライタ(家電屋さんに2,000円前後で売っています)を使いました。
①国税庁、確定申告特集のトップページ右上をクリック
②マイナンバー方式を選択
③動作環境を合わせる。(×があるとインストールに再起動・・・。結構大変です)
④カードリーダライタにマイナンバーカードを置く
⑤市役所等で設定した電子証明書パスワード(数字4桁)を入力
⑥所得税を選択(贈与がある方は、別途贈与税の申告も必要です)
⑦今回はマイナポータルと連携しないを選択
⑧申告表に入力する前の質問事項。5番目の、以下の控除の他に~を『はい』にしないと配偶者(特別)控除の項目が出てこないので注意!
⑨給与以外に株式・配当、不動産などの所得がある場合は『はい』をチェック。
⑩ここから実際の申告表作り。『給与所得』を入力。
⑪お手元の源泉徴収票を見ながら入力する。
⑫住宅ローン控除を受けるために→『住宅借入金等特別控除』
⑬扶養に入っている家族のマイナンバーも入力が必要。(通知カードに記載されている番号と同じ)意外な盲点。
⑭最後の難関! 『署名用 電子証明書パスワード』。メモした紙が手元に無かったので、勘で入れたら間違えました・・・。
この手順で電子申告完了です!
年金生活者の両親の分も全てマイナンバーカード方式で行った所、おおよそ3時間半で出来ました。手書きと比べて良い点が沢山ありました。
・紙ではないので書き損じが無い(かつて税務署に申告書を取りに行ったことが何度も・・・。予備の用紙が余って捨てた事もあります)。紙資源の節約になる為、今注目されている持続可能な開発目標SDGs(エスディージーズ)の理念にも合致していますね。
・自動計算なので間違いが無い
・枠が小さくて保険会社や会社所在地が書きにくい・・・という事が無い。
・身分証明書や印鑑が要らない
・税務署に提出、郵送する必要が無い(私の場合、建物登記情報、借入金の年末残高等証明書、工事請負契約書、すまい給付金の証明などの添付書類を電子送信しない場合、郵送する必要があります)
悪い点をあえて挙げると、手書きと違って自由に進められるので、入力し忘れ・未入力が発生する可能性があるかな、と。手書きであれば計算しないと先に進めませんから・・・。今回は特に『配偶者特別控除』の項目が中々出て来ませんでした。
以上、大変長くなりましたが、e-taxで確定申告! 終了です。もし機会があれば、実は密かに難航した『添付書類のPDF送信』の方法もご紹介したいと思います。